洋傘
構造的には、大別して、骨を折り畳んで収納出来る折りたたみ傘と、折り畳めない物に分かれる。折りたたみ傘は、収納時の大きさと骨の長さに応じて骨が2段階、或いは3段階に折れ曲がる構造である。
傘を開く際には、各骨を支える棒(受骨)を束ねた部分(下ろくろ=ランナー)を、軸に沿って押し上げる必要がある。これをバネの力を利用して自動化した物が「ジャンプ傘」と呼ばれる物で、最近では、閉じる事も自動化した物が製作されている。
また、通常、洋傘の骨は6本または8本だが、デザインや耐久性の点から和傘同様に16本や24本とした物もある。特に16本の物は、菊の紋章の花弁数と同じであるため、皇室で使用されている。
また、最近では傘布としてビニールシートを使用したビニール傘が製作されている。軸や骨も必要最小限の強度を満たすだけの素材と構造になっており、価格も数百円で販売されており、多くは使い捨て目的として使用されている。なお、高級なビニールと細かい加工を施した高級ビニール傘もある。透明なビニールを傘布に使用している所から、使用時に前方に傾けても視界が遮られないという特長があり、安全面を重視して子供に持たせたり、TVの屋外中継でレポーターやタレントが使用する事がある。また、東京ヤクルトスワローズの応援団によって得点が入った際に青や緑・ピンクの物を広げて東京音頭を歌う際に使用されている。